静岡市で8日に開催された大相撲春巡業「富士山静岡場所」で、力士が土俵上で小学生らに稽古をつける「ちびっ子相撲」に、女子児童の参加がみとめられなかったことが、12日に明らかとなりました。
大相撲の女人禁制問題では、先日の京都・舞鶴市で看護師女性が土俵に上がって救命救急を行ったことに対し、女性は土俵から降りるようにとアナウンスがされたことを発端に、色々と問題がでていますね。
今回も問題も、説明がなんか苦しい言い訳っぽいんですよね~。
各巡業場所で、女人禁制問題が噴出する大相撲の「富士山静岡場所」について、詳細を書いていきます。
問題は8日に開催された「富士山静岡場所」のちびっ子相撲
静岡市で8日に開催された「富士山静岡場所」ですが、この中で力士が土俵上で小学生らに稽古をつける「ちびっ子相撲」が開催された模様です。
この「ちびっ子相撲」に、女子児童の参加が認められなかったことが問題になっています。
実行委によると、静岡場所を担当する荒磯親方(元幕内玉飛鳥)から4日に電話があり、「ちびっ子相撲」に女子を参加させないよう求められたという。
この際に、理由等の説明はなかった。
同場所は2013年から毎年開催されており、「ちびっ子相撲」も行われてきた。
どうやらこれまでは、女子が排除されることもなく、ほぼ毎年土俵に上がっていたという。
今年も女子児童5人程が参加予定だったというのだが・・・。
結局、土俵に上がることはできず、がっがりしていた子もいたという。
なぜ急に女子児童の参加が認められなくなったのか
協会広報部によると、巡業のあり方を見直す一環として今年3月、「ちびっ子相撲」への参加を男子のみにする方針を決めたとのこと。
担当者は
「男子に比べ、女子のけがが目立つと保護者や主催団体から意見が寄せられた。安全面を考慮した。」
などと理由を説明している。
芝田山広報部長(元横綱大乃国)も「昨年の9、10月ごろの話し合いで決まっていた。安全第一ですから。」と既に決まっていたことを明らかにした。
その上で
「男の子でもケガをする時がある。つまずいて泣く子もいる。その中で女の子もやっていいのかと。万が一、顔とかをケガしたり、乗っかられてしまったら。何かが起きてしまってからでは遅い。男の子と同じように接したい気持ちは十分あるけれども。」
と説明する。
理由はもっともらしいことを言っていますが、それは男子でも同じこと。
参加は本人が決めているはずなので、その辺りは重々承知のところ。
なのにもかかわらず、この対応の違いは何なのか・・・。
なんだかんだ言って女人禁制にしたいのでしょう
大体、今年から女子禁止にする意向を、各場所の担当者に意見を求めたのでしょうか?
少なくとも、静岡富士山静岡場所の担当者は、4日まで知らなかったことが発覚してますよね。
確かに、催しの内容を決めるのは協会かもしれませんが、各場所の担当者に一言も断りもせず内容を変更するのはいかがなものでしょうか。
例えば絵画の展覧会で、出品元が本物の展示は危険なのでレプリカにします、といって勝手にレプリカの展示に切り替えられるでしょうか?
それが、大相撲ではまかり通っているわけです。
おかしいですよね。
結局のところ、その昨年の9、10月で決めた内容というのも、女人禁制を徹底するという考えからきているのではないでしょうか。
いつまでこんなことを続けるのでしょう。
協会は、もう少し世間の意見に耳を傾ける必要があると思いますよ。
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