こんにちは、おっさんのらねこです。
先日、鎌倉銘菓クルミッ子の高額転売について記事を書きました。
今回は、チケット転売サイト「チケットキャンプ」が2018年5月末でサービス終了になることについて、記事を書きたいと思います。
■目次
商標法違反で警察の捜査を受けていた
チケットキャンプは、ミクシィ傘下のフンザが運営する最大手のチケット運営サービスとのことです。
このフンザが、商標法違反などの容疑で警察の捜査を受けていたことなどで、サービスの継続は難しいと判断したようです。
どうも転売禁止と明示されたチケットを販売していた模様なのです。
捜査の理由が、転売禁止チケットの販売なのか高額での販売がなのかはわかりませんが、問題があるようです。
更に複数の転売業者に対し、手数料を減免していた模様です。
ダフ屋問題は昔からあったが
ダフ屋は、ネットで転売されるようになる前から問題にっていましたが、ネットで更に加速した感じがあります。
手軽に販売購入ができることから、ネットダフ屋が買い占め、高額で販売しているのが実情です。
しかもネットダフ屋は、BOT(自動で操作をするプログラム)を利用して、大量のチケットを買い占めて高額販売していた模様です。
ですので、人気チケットは一般の人が正常価格で買えることは、まれだったのではないかと容易に想像できます。
ネット売買で自動化ができることで、更にダフ屋行為が加速したともいえます。
一般人がチケットを売ることについては?
チケット転売禁止であれば、売ることは避けるべきでしょう。
都合でいけなくなったとしても、それは仕方のないことです。
転売禁止出ない場合は、こういったサービスで販売することもありだと思います。
「転売業者がやっているからいいや」という思考で販売してしまえば、あなたも悪質な転売業者と一緒ですよ?
チケット販売側会社の利益にならないのが問題
チケットを販売しているので、チケット販売会社の利益になると考えているかもしれませんが、チケット利用先で購入するはずだったものをネットダフ屋から購入する高額のチケット代に当ててしまって、利益が下がってしまうという状態になってしまいます。
ですので、チケット販売会社やその他関連会社へ、利益が還元されにくい状況を作り出しているわけです。
ただチケットが売れればいいと言うわけではなく、イベント開催の際のお金が落ちにくくなってしまうことで、アーティスト等へ落ちるお金が減るのです。
その分のお金を、ネットダフ屋が吸い取ってしまうわけですから。
本来行くべきところへ、お金がいかないのです。
これは非常に良くない流れといえるでしょう。
インターネット上のダフ屋行為を取り締まる法規制の動きがある
どうやら、インターネット上のダフ屋行為を取り締まる法規制の動きがあるようです。
というか今からですか?
対応遅くないですか?
ダフ屋は昔からいたので、ネットダフ屋が出てくること自体、予測はできたでしょう。
にもかかわらず、対応が遅すぎです。
対策はないものか
チケットの不正転売を防ぐ切り札として、電子チケットの導入が進んでいるようです。
電子チケットは、2次元コードをスマートフォンのアプリ上に表示して入場券をして利用することができる仕組みです。
しかしこれも抜け穴があり、スマートフォンを貸し出すことで回避ができるとのこと。
この場合は、詐欺罪にあたるとして捕まっているようです。
時代の流れから、電子化は進むと思われますが、こういったことで根本対策にはなっていないのが現状といったところでしょうか。
公式でチケットの2次販売が出来るようになるサービスを始めているようです。
今のところ、ネットダフ屋に対する対策としては一番効果がありそうですね。
まとめ
クリミッ子高額転売問題もそうですが、転売を取り巻くビジネスはよりブラックな手法に向かって言っている気がします。
前回も私のスタンスはお話しましたが、定価に対し高額な価格での販売は良くないと思っています。
これは、転売者だけが得をするシステムであるからです。
全てがWinxWinになれるのが一番良い市場であるわけです。
その枠を飛び出してしまうのは、ビジネスではなく単なる搾取にすぎないと考えています。
販売者、購入者、そして転売者、この3者が納得いく市場こそが共存できる環境ですね。
これ以上ブラックな手法の転売を続ければ、転売者は自分の首を自分で締める事になりますよ。
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